2022年10月7日、八咫烏シリーズ第二部3巻となる『烏の緑羽』が発売となります。
今回は「内容についてはまだ喋っちゃ駄目だけど、新刊について語って?」と編集さんから微妙に無茶ぶりをされているので、ギリギリネタバレにならない程度にお話しさせて頂ければと思います。
新刊は、八咫烏シリーズには珍しく『〇〇の烏』という題名になっていません。
第一部
1 烏に単は似合わない
2 烏は主を選ばない
3 黄金の烏
4 空棺の烏
5 玉依姫
6 弥栄の烏
7 烏百花 蛍の章(外伝短編集)
第二部
8 楽園の烏
9 烏百花 白百合の章(外伝短編集)
10 追憶の烏
11 烏の緑羽 ←new!
見てお分りになる通り、対になっていた『烏に単は似合わない』と『烏は主を選ばない』、人間と山神が主役の『玉依姫』、外伝『烏百花』以外は、全て『〇〇の烏』となっています。
これまでにも何度かインタビューやイベントなどで申し上げたことですが、もともと第一部3巻の仮題は『烏の心は嘆かない』でした。しかし当時の担当編集さんから「タイトルが長すぎて帯にかかってしまう」「この名づけの法則のままだといずれ苦しくなる」と駄目だしをうけ、話し合いの結果『黄金の烏』となったわけです。今思うと、まったくもって正しいご指摘でしたね。以来、八咫烏が主人公の話は全てこの『〇〇の烏』という表現を使ってきました。
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