- 2023.02.07
- 特集
読んでほしい、読んでおきたい1冊! 大切な人へ贈る本 楽しい読書フェア
文:文春文庫部
ジャンル :
#小説
,#エンタメ・ミステリ
,#歴史・時代小説
,#ノンフィクション
,#政治・経済・ビジネス
,#随筆・エッセイ
バレンタインのこの月に、大切な人がきっと喜ぶ本をセレクトしました。ぶんこアラのつぶらな瞳が目印です。全国の書店で手に取って下さい。
「大切な人へ贈る本 楽しい読書フェア2023」より
【新刊】村上春樹『一人称単数』
人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私は今ここにいる。――8作からなる短篇小説集、待望の文庫化!
ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。
同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、今も記憶にあるいくつかの短歌。
鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。
スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違和感――。
そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 驚きと謎を秘めた8篇。
「一人称単数」の世界にようこそ。
森下典子『こいしいたべもの』
母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング……。味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 150篇のエッセイの中から22篇を厳選し、丁寧に推敲を重ね大幅に加筆修正した珠玉のエッセイを収録。著者自ら描いたイラストも、繊細なタッチの優しい絵で評判を呼んでいます。ほっこり、じんわりするカラーイラストエッセイ集です。
川上未映子『乳と卵』
娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取り憑かれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の3日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。日本文学の風景を一夜にして変えてしまった、芥川賞受賞作。
森絵都『風に舞いあがるビニールシート』
あたたかくて力強い、第135回直木賞受賞作。
自分だけの価値観を守って、お金よりも大事な何かのために懸命に努力し、近づこうと頑張って生きる人たちの1日を描いた短篇集。
大島真寿美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』
江戸時代の大坂・道頓堀。穂積成章は父から近松門左衛門の硯をもらい、浄瑠璃作者・近松半二として歩みだす。だが弟弟子には先を越され、人形遣いからは何度も書き直させられ、それでも書かずにはいられない。物語が生まれる様を圧倒的熱量と義太夫のごとき流麗な語りで描く、直木賞&高校生直木賞受賞作。
文春文庫 「大切な人へ贈る本。楽しい読書フェア2023」対象本
『一人称単数』
『シャイロックの子供たち』
『ハグとナガラ』
『朝が来る』
『雲を紡ぐ』
『熱源』
『夢見る帝国図書館』
『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』
『平成くん、さようなら』
『静かな雨』
『路』
『幕末 〈新装版〉』
『祈り』
『よみがえる変態』
『こいしいたべもの』
『死神の浮力』
『茗荷谷の猫』
『乳と卵』
『風に舞いあがるビニールシート』
『木洩れ日に泳ぐ魚』
『風に恋う』
『マチネの終わりに』
『また次の春へ』
『小銭をかぞえる』
『長い旅の途上』
『隣りの女〈新装版〉』
『考えるヒント〈新装版〉』
『美しい距離』
『あしたの君へ』
『妊娠カレンダー』
『青春を山に賭けて〈新装版〉』
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。