雲を紡ぐ 伊吹有喜

1,925 (税込)
発売日2020年01月23日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) クモヲツムグ
ページ数 368ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2020年01月25日
ISBN 978-4-16-391131-1
Cコード 0093
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雲を紡ぐ 伊吹有喜

1,925 (税込)
発売日2020年01月23日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) クモヲツムグ
ページ数 368ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2020年01月25日
ISBN 978-4-16-391131-1
Cコード 0093

ホームスパンの聖地盛岡を舞台に愛を紡ぐ物語。

高校生たちが選ぶ「今年の1冊」――第8回高校生直木賞、受賞作!

「分かり合えない母と娘」
壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるか?
羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語。
いじめが原因で学校に行けなくなった高校生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショールだった。
ところが、このショールをめぐって、母と口論になり、少女は岩手県盛岡市の祖父の元へ家出をしてしまう。
美緒は、ホームスパンの職人である祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。
一方、美緒が不在となった東京では、父と母の間にも離婚話が持ち上がり……。
実は、とてもみじかい「家族の時間」が終わろうとしていた――。

「時代の流れに古びていくのではなく、熟成し、育っていくホームスパン。その様子が人の生き方や、家族が織りなす関係に重なり、『雲を紡ぐ』を書きました」と著者が語る今作は、読む人の心を優しく綴んでくれる一冊になりました。

 

 

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担当編集者より

「長い時を越え、愛されていくものに憧れと尊敬の思いを抱いている」という伊吹有喜さんが、親、子、孫の三代が着られる、まさに「時を越える布」ホームスパンにほれ込んで描いた物語です。

著者

伊吹 有喜

1969年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社勤務を経て、2008年『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」でポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、デビュー。長篇二作目の『四十九日のレシピ』が累計35万部を突破するベストセラーになり、ドラマ化、映画化。14年の『ミッドナイト・バス』は山本周五郎賞と直木賞の候補作、原田泰造主演で映画化された。17年『彼方の友へ』が直木賞候補。20年『雲を紡ぐ』も直木賞候補となり、21年高校生直木賞を受賞。『犬がいた季節』は同年本屋大賞三位を獲得。22年『今はちょっと、ついてないだけ』が玉山鉄二主演で映画化。
他の著書に『なでし子物語』『カンパニー』など多数。

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