先日、2年前に私が書いた単発小説、『発現』の文庫版が発売されました。
第34回でご紹介したように、もの久保さんが描いて下さったノスタルジックな光景の中をこちらに駆け寄ってくる少女が目印の表紙となっております。単行本版の装丁も大変気に入っていたのですが、文庫版の装丁はまた違った良さがあり、表紙だけでも皆さんに間近に見て頂きたいくらいです。もの久保さん、すばらしい装画を本当にありがとうございました!
電子版は単行本版(NHK出版/文庫と同価格)のみでして、もの久保さんの表紙があるのは紙の本だけになります。もしご縁がありましたら、是非手にとってご覧頂ければ幸いです。
帯の文言などでなんとなくお察しかとは思うのですが、『発現』にはややホラー要素があります。ネタバレもあるのでふんわり申し上げますが、主人公が玄関でちょっと怖い目にあったりするのですが、私も大学生時代、真夜中の玄関でちょっとホラーっぽい目にあったことがあります。
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