| 書名(かな) | はちがつのごしょぐらうんど |
|---|---|
| ページ数 | 224ページ |
| 判型・造本・装丁 | 文庫判 |
| 初版奥付日 | 2026年08月10日 |
| ISBN | 978-4-16-792540-6 |
| Cコード | 0193 |
万城目学、ホルモー・シリーズ以来の青春京都小説にして、
第170回直木賞受賞作!!
八月の京都の暑さに勝てる者などいない。
すべての者は平等に、ただ敗者となるのみ――。
四回生の夏休み。
彼女にフラれて京都に取り残された大学生がひとり。
京都の暑い暑い夏。絶望的なほどに粘っこい空気のなか、朽木が自転車を漕いでいるのは、五回生の友人・多聞に焼き肉を奢ってもらうためだ。
ようやくありついた焼肉。
しかし多聞は、なぜかおもむろに野球の話をはじめる。
話が妙なほうへ転がり出したのを感じていると、
多聞は、朽木に貸した三万円のことを持ち出した。
「タダより高いものはないのだよ、朽木君」
送り火の季節、こうして謎の草野球大会「たまひで杯」に巻き込まれることになり……。
(「八月の御所グラウンド」)
十二月に開催される全国高校女子駅伝。
今回は走ることはないと思っていた一年生の坂東だったが、先輩の体調不良で急遽アンカーを走ることに。
しかし、坂東は絶望的なまでの方向音痴なのだった。
(「十二月の都大路上下(カケ)ル」)
京都で起きた幻のような出会いは、じんわり優しく、少し切ない。
心の奥底に火をともす、奇跡のような二編の青春小説。


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