書評
記事一覧
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マコトが問いかける。何も解決していないのに、都合よく忘れていないか? と。
2023.09.12書評 -
“百年後の世界でも、はぐれた子どもをキャッチする”作家・辻村深月のたしかさ
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修学旅行を利用して叔父さんにこっそり会いに行く…旅を通して密になる、高校生男女7人の関係が持つ“かがやき”
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藤井太洋の最新作『オーグメンテッド・スカイ』が問いかける「正しさ」に隠されたリアリティ
2023.08.17書評 -
よみがえる京都の夏――万城目学『八月の御所グラウンド』に寄せて
2023.08.11書評 -
トリヴィアル・ファントム論
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私のゲーム遍歴と、『二百十番館にようこそ』
2023.08.07書評 -
人はなぜ薬物依存症になるのか?
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「書く」ということへの畏れ――吉村昭作品が読み継がれる理由
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勝海舟も頭が上がらなかった「お順」の、波瀾の生涯
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読者を戦後大阪へ放り込む、捜査ミステリにして大スケールの歴史小説
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積み重ねたエピソードの果てに、静かに進行していた物語が爆発する!
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電飾ギラギラの落下傘を背負えるのはジュリーだけ…「僕は見世物」と語った、スター・沢田研二の“生真面目さ”
2023.07.13書評 -
人種や国境を超えて誰もが理解し、愛せる人情と家族の物語
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「女はどんなに優れていても男の陰の存在」教育を受けても「行き遅れの女」と罵られ…近代日本を生きた女たちの怒りと苦しみ
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「信頼していた側近と最愛の弟を相次いで死なせてしまい…」鎌倉の北条氏を滅ぼした“極楽殿”足利尊氏の人生のナゾを解く
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作家、澤田瞳子の異色作であり王道作。著者の気高い戦いを見る――。
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白石一文の最新作『投身』が問いかける、本当に面白い小説とはなにか?
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土佐料理を前に、山本一力に初めて会ったときのこと
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文化は時にひとを救うが、時にひとを殺す
2023.06.14書評 -
茨の道をまっすぐに歩いていけ――完結篇に込められた作者のメッセージ
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映画の暴力と救済について
2023.06.09書評 -
人間への深い洞察力と詩情にあふれた、新たなハードボイルド小説の誕生
2023.05.22書評 -
ちっぽけな、でもかけがえのない人生が、宇江佐作品の中で輝き、読み継がれる